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企業の経営層などが抱える経営課題を解決に導く「戦略コンサルタント」。戦略コンサルタントは企業課題の解決という難題に立ち向かう業種であると同時に、国内の全職種の中でトップクラスの年収を誇ることでも知られています。
また近年では、フリーランスの戦略コンサルタントとしてさらに高報酬を実現される方も増えています。
本稿ではフリーランスの戦略コンサルタントの魅力や報酬事情、案件獲得の流れについて詳しく解説します。
1 フリーランスの戦略コンサルタントとは
戦略コンサルタント(以下、戦略コンサル)とは、クライアント(企業の経営層など)が抱える経営課題を解決するために、新規事業の立案・計画・提案などをおこなう職種です。
近年では、フリーランスとして活動する戦略コンサルの方も増えつつあります。
フリーランスの戦略コンサルの働き方は、下記の2種類に大別されます。
・コンサルティング会社のプロジェクトにフリーランスとして参画
・ユーザ企業との直接契約
一つずつ見ていきましょう。
1-1 コンサルティング会社のプロジェクトにフリーランスとして参画
コンサルティング会社が受注するプロジェクトに、フリーランスの戦略コンサルとして参画するケースです。基本的には、独立前と近い働き方になります。
ただし、細々とした事務作業や社内政治のしがらみや昇進・出世競争から解放され、コンサルティング業務そのものにより多くの時間を費やせる点は、フリーランスとして働くメリットと言えます。
1-2 ユーザ企業との直接契約
ユーザ企業と直接契約を結び、プロジェクトに参画するケースです。コンサルティング会社時代のような常駐型の案件ではなく、週1〜2回のコンサルティングといった関与の仕方が多いです。
ユーザ企業と直接契約をするメリットは、労働形態や処遇、関与の仕方などを直に交渉できる点でしょう。その一方で、エージェントなどの後ろ盾がないまま個人で企業と直接契約をすることになるので、リスクも伴います。
たとえば、社会情勢の変化や予算的な都合により契約が突然打ち切られたり、処遇の面で不利な立場に立たされたりする可能性も十分に想定しておく必要があるでしょう。
一定の質の案件を安定的かつ効率的に獲得したい方には、エージェントサイトへの登録がおすすめです。エージェントを活用すれば、フリーランスとして独立したばかりの不安定な時期にも、一定水準を満たす質の良い案件を見つけられます。
フリーランスに特化したエージェントであるPROJECT FINDERでは、フリーランスの戦略コンサルの方が安定的に案件を獲得できるよう、案件のご紹介から企業間交渉まで手厚くサポートしています。
2 戦略コンサルタントの年収・報酬事情
数あるコンサルタントの中でも、戦略コンサルの給与は最も高水準にあります。その背景には、戦略コンサルティングを依頼する企業の多くが、潤沢なリソースを有する大企業であるという理由があります。
大企業は戦略コンサルタントに高い報酬を払ってでも戦略立案やその実行支援を依頼するため、戦略コンサルタントの需要と単価も自ずと高水準に保たれるのです。
以下、コンサルティング会社に所属する戦略コンサルと、フリーランスとして活動する戦略コンサルの年間の報酬をご紹介します。
2-1 コンサルティング会社に所属する戦略コンサルの年収
就職情報サイト「外資就活」の調査によると、マッキンゼー・アンド・カンパニーなどの外資系戦略コンサルティング会社の平均年収は、約1,800万円と推定されています。
出典:マッキンゼー・アンド・カンパニーの年収・初任給・給与制度|外資就活
また人材紹介会社「MOVIN STRATEGIC CAREER」の調査では、国内コンサルティング会社の草分け的な存在である野村総合研究所の平均年収は、1,235万円と推定しています。
出典:コンサルタントの年収・給与を大公開!|MOVIN STRATEGIC CAREER
戦略コンサルの年収は役職によっても給与水準は異なっており、最上位のパートナークラスでは、2,500万円以上の年収を得ている方もいます。
2-2 フリーランス戦略コンサルの報酬
フリーランスの戦略コンサル案件は準委任契約で企業から業務を受託するケースが一般的であり、年間ベースの報酬はプロジェクトや案件獲得状況によって大きく変動します。
「Aldrops」が公開しているデータによると、フリーランスの戦略コンサル案件は150~200万円/月程度が相場です。この値を基に年間ベースの報酬を概算すると、1,800〜2,400万円が報酬相場(年)と推定されます。
出典:コンサルタント案件の単価は?収入目安・スキル・フリーランスで独立する前に | AIdrops
しかしながら、大手コンサルティング会社が戦略コンサル案件を保有し、フリーランスには良質な案件が回って来ないといった現実もあるようです。
PROJECT FINDERは、フリーランス向けの戦略コンサル案件も豊富に取り扱っており、稼働率100%換算で150~200万円/月程度の案件も保有しています(時には非公開案件で200万円以上/月のものもあります)。下記のページでは実際の募集案件を確認できます。ぜひ参考にしてみてください。
3 フリーランスの戦略コンサルが案件を獲得する方法
ここではフリーランスの戦略コンサルが実際に案件を獲得するまでの流れを解説します。戦略コンサルが独立後に案件を獲得する方法は、次の2種類に大別されます。
・新規顧客を発掘する
・既存顧客への営業
3-1 新規顧客を発掘する
一つ目は、知人からの紹介やエージェントなどを通じて新規顧客を発掘する方法です。
フリーランスにとって、人脈は案件獲得の礎となります。
コンサルティング会社の在職中(または退職時)に、懇意にしているクライアントにフリーランスになることを伝えておくことで、フリー転向後の仕事に繋がる可能性もあります。そのため、旧知のご縁は大切にしておきましょう。
また独立前の準備段階に関連業界のセミナーに参加するなどして、人脈を形成しておくことも重要です。
なお独立してまもない時期や新規顧客が見つからない時期は、エージェントサイトへ登録し案件を紹介してもらうのが効率的かつ確実な方法です。
レジュメの内容が掲載されている案件情報内のスキルの必須条件のすべてに該当しなくても、採用に至るケースも多々あります。必須条件のいくつかを満たしている場合は、エージェントに相談してみましょう。
PROJECT FINDERは、フリーランスに特化したエージェントです。一人ひとりの経歴や希望条件に合った案件を案内すると同時に、クライアント企業との条件交渉などもおこない、懇切丁寧にサポートしております。
3-2 既存顧客への営業
2つ目は、既存顧客に対して単価交渉や契約更新の営業を行う方法です。
顧客が満足する結果をすでに出していることが大前提となりますが、すでに一緒に仕事をしたことがある顧客に営業をするのは、比較的勝率の高い案件獲得方法と言えます。
顧客の経営課題を長期目線で捉えながら、どのような条件を満たせば単価を上げられるかを契約期間中に確認し、更なる案件獲得に繋げることが重要です。
4 フリーランスの戦略コンサルに役立つ経験
フリーランスの戦略コンサルとして高単価案件を安定的に獲得するためには、独立する前に「戦略コンサルティング会社」もしくは「総合系コンサルティング会社の戦略部門」での経験が必須です。
より具体的には、大手コンサルティング会社でマネージャー以上まで昇進しておくと、フリーランスに転向した後も顧客からの信頼が得られやすいです。それに加えて、大手企業の経営ポスト経験やCTO、CIOアドバイザリ経験なども大きな差別化要素となるでしょう。
「出身企業×役職経験×業界×プロジェクトタイプ」の掛け算で、自身のオリジナリティと市場価値を高めておくことが成功の秘訣と言えます。
5 フリーランスの戦略コンサルに役立つスキル
戦略コンサルとして活躍するために必要なスキルは、独立前とほぼ同様に、下記5種類に大別されます。
スキル | 詳細 |
---|---|
論理的思考力 | クライアントが抱える経営課題に対して、ファクトをベースに筋道立てて解決に導く能力。 |
調査能力 | 課題を解決するために必要な情報を収集する能力。文献資料やビッグデータ解析などの情報収集・分析能力も含まれる。 |
コミュニケーション能力 | クライアントやチームメンバーに対し意思や情報を明快に伝える能力。クライアントへの提案、チームメンバーの連絡調整、ヒアリング、交渉能力なども含まれる。グローバルプロジェクトであれば、英語でのコミュニケーション能力も必要。 |
ドキュメンテーション能力 | 調査結果や進捗状況、広報資料などを適切にまとめる能力。依頼内容によっては、作成された資料に目を通し監修する能力も問われる。 |
マネジメント能力 | プロジェクトを推進するための計画を立案し、期日までにタスクを実現する能力。複数メンバーで構成されるプロジェクトでは、プロジェクトメンバーの間に入り、進捗管理をする力が求められる場合もある。 |
6 フリーランスの戦略コンサルに役立つ資格
フリーランスの戦略コンサルとして高単価案件を獲得するためには、上述の実務経験やスキルがあることが大前提となりますが、M&Aをはじめとする経営系の戦略コンサルティングでは、下記の資格を付加情報として持っていると案件選択の幅がさらに広がる可能性があります。
・MBA(Master of Business Administration / 経営学修士)
・中小企業診断士
・公認会計士
・PMP(Project Management Professional)
このほかIT系の戦略コンサルティングでは、「SAP認定資格」「IT企業認定資格」などのIT系資格も有利に働く可能性があります。独立後に参画したい案件に合わせた資格を選択することが重要です。
7 フリーランスの戦略コンサルの3つの魅力
フリーランスの戦略コンサルの魅力は、上述した報酬の高さだけにとどまりません。ここでは、フリーランスの戦略コンサルの報酬面以外の魅力を3点に絞って解説します。
7-1 案件が選べる
フリーランスの戦略コンサルになることで、自分の適正や興味関心、キャリア設計に合わせた案件を選べるようになります。
たとえばフリーランスの戦略コンサルとしてユーザ企業と直接契約を結ぶことができれば、コンサルティング会社時代以上に経営層と密に交流し、経営についての知見を深められるようになります。
自身が事業主でもあるフリーランスの戦略コンサルにとって、会社経営者の視点に触れることは、報酬以上に価値ある経験となるでしょう。
7-2 プロジェクトに直接関係する仕事に集中できる
フリーランスの戦略コンサルの場合、契約にもよりますが、通常、会社組織の運営に関連する会議への参加や、社員育成支援のような組織への貢献を求められることはありません。
会社勤めをしていると、少なからず自分の参加の必要性を感じない会議に参加しなければならない場合や、人材育成に関する研修などに携わらなければならない場合がありますが、フリーランスにはこのようなことは求められません。
これらの業務を負担に感じている人にとっては、かなりの負担軽減に繋がると思われます。
7-3 自由な働き方ができる
フリーランスの戦略コンサルの場合、契約内容にもよりますが、組織に所属していた時期よりも働き方や働く場所、時間などを柔軟に決められます。
出産や引っ越しなどのライフステージに合わせて、働き方を自由に設計することも可能です。
また、戦略コンサルティングには各界のスペシャリストなど、ハイレベルな人材が参画することが多いものです。プロジェクトを通じて各界の専門家との接点を持つことは、長期的なキャリア形成を考える上で非常に有意義な経験となるでしょう。
まとめ フリーランスの戦略コンサルタントへの第一歩はエージェントサイトへの登録
戦略コンサル案件は、企業の中枢を担うコンサルティングであり、フリーランスとして独立すれば高収入が期待できます。
その一方、フリーランスとして成功するためには十分な実力や営業力が必須となり、独立時に苦戦を強いられる場合も多々あります。エージェントサイトに登録することで、フリーランスの戦略コンサルとしての門出がスムーズになるでしょう。
PROJECT FINDERでは案件のご紹介はもちろん、案件獲得までの実務を丁寧にサポートしています。戦略コンサルタントとして独立をお考えの方、現役コンサルタントによるサポートを受けたい方はぜひご登録ください。
ライター:吉松一二三
博士号を取得後、カナダとオランダにて国際共同研究に従事。帰国後、学術界から産業界に転身し、2020年4月よりフリーライターとしての活動を開始。
これまでに執筆経験のあるジャンルは、ビジネスプレゼンテーション、産業用ロボット、情報セキュリティー、商品比較記事など、多岐に渡る。
それと同時に、自動音声認識(ASR)や機械学習・AI関連のプロジェクトに従事する技術者としての顔も持つ。
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